埼玉県内・共済組合会員限定・非営利組織・営業なし等により、坪単価30万円代という圧倒的な坪単価の安さを誇る県民共済住宅で住宅を絶賛建築中の、ひなです。
私用により大分間が空いてしまいました。
前回は契約までこぎつけたのでその後の流れを記録します。
数か月前のことになるため、記憶をさかのぼって書きます。なので漏れあるかもですが思い出したら追記するのでご容赦ください。
契約~着工までの流れ
①住宅ローン本申込(ローン利用者のみ)
契約後にまずすることは、着工時のお金を支払うことです。
提携ローン利用の場合、県民共済住宅のローン担当者を通して本申込を行います。
本申込でOKが出たら、銀行とつなぎ融資の契約をして着工金を支払います。
県民共済住宅の書面上は契約から1週間となっていますが、着工ギリギリまで待ってくれます。
ちなみに私は着工前々日くらいに支払いでした(;^ω^)
②現場監督決定通知が届く(目安:契約から1週間後)
契約から1週間程度で、今後の窓口となる現場監督さんの決定通知が届きます。
『着工の準備が整い次第、担当者より連絡』と書いてあるので、素直に連絡を待ちます。
③現場監督からの連絡(目安:通知到着から1週間程度…?)
決定通知が届いてから少し経つと、現場監督さんから連絡があり、初回打合せの日時を決めます。
私の場合は2週間以上経っても中々連絡が来ず、結局連絡が来たのは着工予定日の1週間前でした。
現場監督は大抵現場を飛び回っているため、連絡手段としてそれぞれ携帯を持っています。
なので、設計段階では、聞きたいことがあっても事務所に電話するしかなかったのですが、現場監督とはSMSを使用してやり取りをすることが出来ます。(なんと画期的!)
SMSだと記録として残るため、施工管理の現場でありがちな言った言わない論争が回避できるほか、相手の都合を見て連絡しなくても良いなどのメリットがあります。(設計サイドにも導入してくれないかな…)
欲を言えば、画像データなどを送れるLINEなどのSNSが良かったのですが…致し方なしです。誰か早く県民共済住宅のデジタル化を進めてください。
④現場にて監督と打ち合わせ
打合せは、着工予定日当日でした。
現地には『地縄』と呼ばれる赤い糸が張られていました。
土地の境界の確認と、境界から『地縄』までの距離の確認をすることで、建物を建てる位置が間違いないか一緒に確認しました。
その後、青表紙の契約した図面等を製本したものをいただき、仕様や図面に誤り等がないか読み合わせを行います。
特に、契約後に何か変更等を加えている場合は、それがきちんと反映されているか確認しましょう。
なお、読み合わせの中で補足説明があった事項としては
①太陽光…引き渡しから売電開始までは、東電の手続き上どうしても3ヶ月~半年かかるので要注意
②デザインアンテナ…上棟後、電波的に設置可能か調査を行う。
③都市ガス…県民の費用の中には都市ガスの取り出し工事の費用は含まれないため、別途請求が行くことになる、近々ガス業者から連絡がいくのでご対応されたし
でした。
読み合わせが終わると、1回目の打ち合わせ自体は終了となります。
ここまでで大体1時間程度。私の場合は8月の暑い日だったので、結構しんどかったです。(読み合わせはファミレスとかでやりたかった)
その後は質疑応答タイムです。
といっても、私は事前に質問をSNSで送っていたので、当日はその答えを聞くだけという感じにしました。
Q1 今後の工程の流れを細かくまとめたスケジュールがあればいただきたい。また、工程ごとの作業人数の目安を確認したい(差入用に知りたいため)
A1 細かいスケジュールについてはまとめたものはなく、日程も当然に前後するため、用意できない。工程ごとの作業人数も、工程によるためなんとも言えない。
(先輩施主ブロガーで私が穴が開くほど精読している『旅と家』様では、細かいスケジュールを出してもらっていたので、そのイメージで聞いてみましたが、私の監督さんはダメでした。聞き方によるのかも)
Q2 ここ数年で仕様書記載外の施行部材の変更はあるか(ルーフィングや防湿シートなど)
A2 特にないと思われる。
(丁度換気システムの仕様変更にやられていたころだったので(※)、疑心暗鬼になり聞いてみました。特にないとのことでとりあえず一安心です。)
(※)詳しくは↓↓
Q3 施主手配で断熱のインスペクション、気密測定をしたいが可能か。可能な場合、日程調整はいつ頃行えばよいか。
A3 可能である。ただし、指摘箇所などがあっても、あくまで県民の標準施行の範囲内で出来ることのみ対応させていただくのでご承知願いたい。日程調整はまた個別に行う。
Q4 ユニットバスの気流止めはメーカー施工か、県民施工か。
A4 メーカー施工である。
Q5 照明のメーカーはパナソニックとオーデリックが混在していても良いか。
A5 原則不可。ただし、人感センサーなど、局所でパナソニックにしかない製品をつけたいなどの場合は可能。(リビングはパナ、ダイニングはオーデリックなどは不可)
以下は当日思いついて質問しました。
Q6 床下収納は高気密仕様か?なっていない場合OPで変更可能か?
A6 確認する。
Q7 契約時につけた下屋のOPの雪止め金物だが、やっぱり無くすことは出来るか?
A7 恐らくまだ発注掛けていないので可能と思われる。
Q8 そろそろ外構業者の検討を始めたいが、県民紹介の外構業者はあるか。連絡はどのようにとればよいのか
A8 紹介の外構業者はいる。近々連絡を取り、業者から連絡させる。
最後に、次は電気配線の打合せをする必要があるとのことで、追って日程調整をすることとなりました。
なお、打ち合わせが本来の着工日なので若干工程が不安でしたが、早ければ明日にでも着工するとのことでした。
着工については特に、国の『こどもエコ住まい支援事業』の予算上限が迫ってきている中だったので、気を揉みました。。流石に100万円なので。。
結果なんとか間に合ったようで良かったです。
その他着工までに行ったこと
①図面の見直し
契約後に『契約書類のご確認について』という書類をいただきました。
その中に、契約図書チェックシートなるものが添付されていました。
簡単に言うと、”工事始まってからトラブルが起きないように施主でもしっかりと漏れや認識違い等がないか確認してね”というものです。
契約前にもチェックはしていますが、こう書かれているんで一応、一応ね。再度チェックしました。
…修正点、見つかっちゃいましたーー!
打合せで出た修正点が契約図面で未反映
場所は2階の子供部屋(北西)。
設計士さんとの第2回目の打合せの際に、子供部屋(洋室B)のドアの位置を移動させたのですが、これが第3回目の打合せ以降の図面に未反映でした。当然契約図面にも未反映でした。
打合せ記録にもちゃんと残していたのに…契約前には気が付きませんでした。
やはり打合せの各回で、前回の修正反映が行われているかの確認はしっかり行うべきですね。
幸い、契約直後のこのタイミングで気づいたこともあり、すぐに設計士さんに連絡した結果、問題なく修正できました。
これが家の骨組みが出来た後だったりするともう変更が効かなかったかもしれません。
また、構造上影響がない部分だったのも幸いです。(もし構造自体に影響を及ぼすものだと建築確認の変更申請とか出さないといけなかったらしい。)
②敷地の草刈り
県民共済住宅では、着工までの土地の管理も施主の仕事の一つです。
契約時に設計士さんからは、
『着工までに敷地の草などは刈っておいてください。』
と言われていました。
どんなもんかなと思い見に行くと、上記写真の状態でした。
土地を購入し、上物解体&更地で引き渡されたのが2023年の4月。そこから数ヶ月で写真の有様です。
雑草対策としては、先輩施主ブロガーの記事で『早めに防草シート敷いておけ』というのはいくつか見ていたんですが、正直お金かかるし…自力で引っこ抜けばよくね?と思い何もしませんでした。
えぇ、当時の自分を殴りに行きたいですね。
とりあえず、もう生えてきてしまったものはどうしようもないので、人力で引っこ抜きます。幸い時間はあったので、数週間かけて土日に少しづつ素手で草抜きをしました。
作業着を着て、黙々と作業をしていると、道行く近所の方などが、
『業者の人?』『管理会社の人?』『暑いのに大変だねー』などと声をかけてくれたので、
『ここの地主なんですよー』『自分で草刈りするの大変っすー、あ、今度からお世話になります。』なんてコミュニケーションも取れました。そういう意味ではよかったのかな?
③境界ブロック塀の工事
土地関連は別途まとめようと思い、あえて触れてこなかったのですが、
私の土地は左右の隣家との境が共有のブロック塀で仕切られています。
このブロック塀ですが、大分前に作られたこともあり、現行の建築基準法に適合していないことが判明しました。主に高さの基準で引っかかるようです。
打合せの段階で設計士さんからは
『着工までに基準適合するように施主手配で工事をお願いします。』
と言われていたので、これも着工までの間に業者を探し、ブロックの切り落とし&フェンスの設置を行いました。
とりあえず着工までの手続きはこんなところだったと思います。
次回からは、施工管理編に突入します。