埼玉県内・共済組合会員限定・非営利組織・営業なし等により、坪単価30万円代という圧倒的な坪単価の安さを誇る県民共済住宅で住宅を絶賛建築中の、ひなです。
前回、とうとう上棟しました。
今回は、上棟後~サッシ施行までの記録です。
後々見返せるように写真多めで行きたいと思います。
全体スケジュール
前回「3上棟」が終わりましたので、「4屋根工事」に進みます。
といっても、実際は大工さんが行う木工事と並行してやることになります。
(少なくとも私の場合はそうでした)
なお、上棟時後すぐに中間金の支払いがあるため注意しましょう。
県民のローン担当者から連絡があるはずですので、それに従って銀行で手続きしましょう。
ルーフィング、壁石膏ボード等の施工(着工58日目(上棟10日目))
上棟してから少し間が空いてしまい、10日後くらいに現地に行きました。
幼児を含む家族全員で見に行ったこともあり、工事が休みの(大工さんに迷惑が掛からない)日曜日に行きました。
現場は既に足場が組まれており、県民共済住宅の垂れ幕もありました。
外側は、以後しばらくこの風景が続きそうです。
外壁には既に石膏ボードと防水シートが張られていました。
内部は筋交等も施工されていました。
一応窓などの開口部は空いているものの、雨風が入らないようにブルーシートで覆われているため、建物内部は薄暗い感じです。
気密シートが搬入されているのを見つけました。
壁は袋入りグラスウールのはずなので、どこに使うんだと思い後日監督に聞いたところ、天井に使うそうです。
もはや壁にも使って欲しいですね。
ルーフィングも置いてありました。
県民共済住宅では、ルーフィングも改質アスファルトが標準です。
製品としても良いものを使っており、いわゆる”安かろう悪かろう”ではないことが県民共済住宅の魅力の一つですね。
足場を(自己責任で!)登ったところ、既にルーフィングも敷かれていました。
これで雨もしのげるので、木材への影響は少なくて済みそうです。
この日は子供を連れていたこともあり、写真だけとって早々に切り上げました。
防蟻処理、玄関ドア、サッシの施工(着工63日目(上棟15日目))
上記から5日後、今度は平日に現場を訪れました。
(丁度近くの保育園の説明を聞く機会があったのでそのついで)
たった5日間ですが、現場は既に様変わりしていました。
玄関ドア
まず、玄関にドアが付いていました。
念のため、納品ミスがないか色を確認しましょう。
問題ありませんね。
なお、玄関ドアが付くと、以後は入り口に鍵がかかることになり、施主はしばらく大工さんか現場監督がいる時でないと建物内に入れなくなります。
施主に工事用の鍵が送られてくるのは上棟後1月が目安とのことです。
じっくり現場を見たいし、もっと早く頂戴よ~と思うかもしれませんが(私は思ってました(;^ω^))、今になって思うとちゃんと理由があるのかなという気がします。
これは私の推測ですが、工事後しばらくは様々な工事用資材や大工さんの道具(刃物系も含む)などがあり、施主が勝手に立ち入るとけがをする可能性があるため遅らせているのだと思います。
防蟻処理
柱の防蟻処理も完了していました。
柱の下半分、赤くなっているところが防蟻処理をした部分になります。
シロアリ対策としては、通気パッキン+檜土台+防蟻処理で十分かと思われます。
サッシ
サッシの取り付けも完了していました。
サッシの色は、外側が黒、内側を白にしました。
掃き出し窓を横から見ると、パンダみたいで可愛いです(^^♪
サッシについては、この時点で以下のことを確認しましょう。
●サッシの色(外側・内側)は合っているか
●ガラスの種類(透明ガラスか合わせガラスか)
●(トリプル採用の場合)ガラスがトリプルになっているか
●(滑り出し窓でOPオペレーターハンドルにした場合)ハンドルは正しいか
万が一納品ミスなどがあった場合は速やかに大工さんか現場監督に伝えましょう。
幸い、私の現場は納品ミスはありませんでした。
品番などはガラス部分に表示がありますので確認しましょう。
上記写真は1FのLDK部分のAPW430の表示です。
熱貫流率0.74は流石といったところですね。
サッシの周りには、内側にも防水シート(?)が施工されていました。
なお、サッシの周りには、どうしても数センチほどのクリアランスが発生します。
ここの処理については、窓枠の施工の際にグラスウールを充填して気密テープで抑えるとのことでした。
狭いスキマにグラスウールを詰め込むより、発泡ウレタンを充填した方が効率的かつ隙間なく施工できそうな感じがしましたが、大工さん曰く、「発泡ウレタンは膨らんだ際にサッシを押してしまい、ずれる可能性があるためNG」とのことでした。
(低反発のものだったら大丈夫みたいな情報を見た気もしますが、ここは大工さんの領分なので何も言いません。)
2階のサッシは、一部は未施工でした。
その他
下地
この時点で、下地の板もつけ始められていました。
下地については、断熱材の施工後はなかなか追加が難しいため、追加がある場合は早めに大工さんにお願いしましょう。
また、以下の位置に下地があるか念のため確認しましょう。
●カップボード上部部分
●窓の上部分(カーテンレール用)
●エアコン取付位置部分
●ハンガーパイプ、棚部分(ハンガーパイプの高さなどもこの段階で最終決定しましょう)
●その他指定部分
窓上部やエアコン取付部分はどの家でも一緒のため、大工さんも逃すことは少ないですが、特に施主が追加で指定した部分については、もれている可能性もあるため高さ等も含めて確認しましょう。
配管
現場には大工さんの他に給排水設備の業者さんも入っており、配管作業の最中でした。
この時点では、まだ配管部分の気密処理はされていませんが、隙間部分はコーキングを充填するとのことでした。
バルコニー
バルコニーも付いていました。手すり部分には防水シートが張られていました。
大工さん
大工さんとはこの時点で初対面でした、(※上棟時にはいなかった)
私の家を担当してくれた大工さんは2名で、60代くらいのおじいちゃん大工さんと、40代くらいの飄々としたベテラン風の大工さんでした。
最初はおじいちゃんの方が棟梁かと思い話をしていましたが、後から40代のおっちゃんの方が棟梁だと聞かされました。(分からんて(;^ω^))
現場監督から、大工さんに、施主が断熱・気密を意識しているという話が伝わっていたようでした。(監督さんGJ!)
大工さん自身は、特に高気密・高断熱住宅を施工した経験は無いようですが、これまでの経験から柱回りの施工が大事とのことで、柱回りの気密処理を行ってくれていました。
当然、標準施行外です。施主の意図を組んで、現場で考えて実行していただけるのは本当にありがたいですね。
床回りについては、大引きの上で気密ラインは確保しているので、合板の上では取らなくてよいかなと思っていましたが、柱回りは実際見てみると欠きこみが割と大きいので、気密処理は可能であればしておきたいですね。
一部処理が甘い部分も見受けられましたが、数時間後にまた重ね張りしていただいていたので大丈夫だと思います。
本当は柱回り全箇所くまなくチェックして、不十分な部分は施主側でテープを貼ろうかなと思っていましたが、
おじいちゃん大工さんが、気密テープはこうやって貼るんだ、粘着が強いから結構大変なんだと力説しながらサービスで施工してもらっている横で、初対面の素人がベリベリ貼りだしたらあまり良い気はしないだろうなと思ったので特に何もしませんでした(笑)
次回以降で大工さんの反応等を見つつ、可能であれば細かい部分について施主での施工もさせてもらえないか聞いてみたいと思います。
取り合えずこの日は、大工さんとの顔合わせとサッシ等の施工の確認が出来たのでヨシとします。
今回はここまで。
次回は壁断熱編です。