ひなの家@県民共済住宅2023

2023年に県民共済住宅で建設予定です。県民共済住宅の施主は情報収集と共有が命!よろしくお願いいたします。

【間取り図公開】ひなの家の間取り変遷②(担当設計士さんとの打ち合わせ(1回目)編)

ついに、待望の、担当設計士さん(内部設計士)との初回打ち合わせが終わりました。

間取りについても、自分で思っていたよりも色々と変更すべき点がありました。

 

備忘録も兼ねて内容を書いていきます。

 

なお、設計士さんとの打ち合わせ前までの間取りの変遷は以下にまとめています。

 

kennmin2023.hatenadiary.jp

 

間取り案提出後~初回打合せまでの間取りの変更

私の場合、申し込みから設計士さんとの初回打合せまで約3ヶ月程度、プランニングシート(間取り要望案)の提出から約2か月程度の期間がありました。

 

プランニングシートの提出後もあれこれ間取りについて考え、修正を加えました。

【修正前(プランニングシート提出時)】

【修正後(初回打合せ時持参)】

ちなみに、この時点から無料ソフト『せっけい俱楽部』を卒業し、有料ソフトであるマイホームデザイナー13を購入し、間取りを書くようになっています。

やはり住宅設備など具体的なイメージを沸かせつつ作れるのは便利です。(特に県民共済住宅では3Dパース図などを作成してくれないので、マイホームデザイナーは必須ソフトなんじゃないかなと思います。)

 

【申込時からの変更点】

①洗面台を標準サイズ(900)⇒個別見積もりサイズ(1670)に変更


 当初は洗面は標準サイズの予定でしたが、LIXILショールームでルミシスを見つけた妻(絶対権力者)が「あれがいいなぁ…」とポツリ。

ルミシスの洗面台イメージ(LIXILHPより)

 急遽ドレッサー付の洗面台に合うように間取りを修正することになりました。

 なお、オプション要素は出来る限り早い段階で見積もりに含め、最後に費用を見て削っていく方が後で価格がブクブク膨らまずに済むので、(最終的に採用するかどうかはともかく)この段階で入れられてよかったなと思いました。

  ⇒結論:ショールーム訪問は大事!!

 

②①に伴い、ファミクロ、トイレ位置の変更


 洗面台がでかくなったので、ファミクロを外壁側に移動&トイレを階段下に移動しました。

 なお、トイレの位置を階段下にするまでには、玄関の形も含め色々と考えたりもしましたが、結果として階段下に落ち着きました。

 このあたりが整理できたことで、結果としてダイニングに隣接した位置に大きめの収納+追加のパントリーを持ってくることが出来ました。

 

③小上がり和室を少し大きく変更


修正前は2.5畳(2.5P×2P)でしたが、一部リビングにはみ出す形で3畳(2.5P×2.5P)を確保しました。とはいえ尖がっていると危ないので隅切りをしています。

これで一応敷布団をギリギリ2枚敷けるサイズ感になり、老後2階に上がれなくなっても、1階で寝ることが出来るという計算です。

 

④2階の各位置変更(主に収納関係)


洋服等の収納については、原則1階のファミクロに収納。とはいっても子供も思春期になれば自室で着替えとかもするだろうということで、当初案では、子供部屋については、各半畳のクローゼットが付いていれば十分かなと思っていました。

しかし、

●1階のファミクロは2畳しかないが本当に家族5人分で足りるのか?

●思春期で自室で着替える場合、半畳では足りないのではないか?

 

といった疑問が出てきました。

解決策としては大きく2つあり、1つは、1階のファミクロをもう少し大きくして原則1階収納とすること。(2階はあくまでサブとするため、半畳で十分という理論)

もう一つは、1階のファミクロの大きさは変えずに、2階の各居室の収納をもう少し充実させること。

 

自分であれこれ弄った結果、坪数を増やさずになんとか収納を増やすことが出来たので後者を採用しました。(前者は他のスペースの圧迫がキツイ)

 

そんなこんなで修正した間取り図を当日持参する形で、設計士さんとの初回打合せに臨みました。

 

初回打合せの内容

 

【全体のスケジュールの確認】

まずは、建物完成、引き渡しまでの今後のざっくりスケジュールについて、紙を渡され説明を受けました。

一応申込時に、ざっくりいつまでに入居したいですということは伝えていたので、それを踏まえてのスケジュールの確認になります。

なお、私の初回打合せ時から入居予定までは約1年あったので(申込時では1年3ヶ月も!!)結構余裕かと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

なお、スケジュールの確認の一環で長期優良住宅の申請をするかどうか聞かれたので即答でNOと答えました。(YESの場合は1ヶ月程度伸びる可能性あり)

 

【周辺状況と建物の位置の確認】

初回打合せ時点では、まだ土地の引き渡しを受けておらず、売主側での境界明示が終わっていなかったため、県民共済住宅の敷地調査もまだ入っていませんでした。

そのため、隣家の状況などは分かりませんでしたが、土地の形状等分かる範囲で建物の位置を決めていきました。

土地はいわゆる平行四辺形の形をしているため、道路との境界線に対して並行で建物を設置するか、隣地との境界線に対して並行で建物を設置するかどちらにしますかとのことでした。

道路境界に対して並行 ⇒ +駐車場の配置がしやすい

             -隣家との距離がまちまち(無駄スペースが生じる)

隣地境界に対して並行 ⇒ +隣家との距離が均一(無駄スペースなし)

              外構上もアクセントが加えられそう

             -駐車場スペースを圧迫しそう

正直この点は全く意識していなかった&隣家がどうなっているかにもよって変わってきますのでどうしたものか…となってしまいました。

とりあえず、道路に対して並行の方が多そうなので一一旦はそちらにしました。

ここら辺は現地調査の結果を待ちます。

 

【間取りの確認】

さて、いよいよ本命の間取りの確認です。

一応事前に送付したものを基に、設計士さんの方で手書きで修正を加えた図面をいただきましたが、上記の修正図面を持ってきましたと伝えるとではそちらをベースに打ち合わせしましょうと言ってくれました。(いい人だ…!!)

基本的に県民共済のルールとして明記されているスパンルールなどは意識して作りましたが、それでもいくつかイメージ通りには実現できないものがありました。

①収納付き小上がり

ダイケンの小上がりユニット。これだけで60万円近くする


これは、全く出来ないわけではありませんが、めちゃくちゃ費用が掛かると言われました。具体的には、県民では収納付き小上がりの用意がなく、現場で大工さんが制作することは出来ないとのことなのでダイケンのミセル等の既製品でやるしかないとのことでした。収納なしの小上がりならできるとのことでしたが、我が家は収納がないのであればフラットでもいいかなということでその場で不採用となりました。

②2.5P×2.5Pの和室

これも厳密には出来ないわけではありませんが、それぞれ0.5pの部分が畳ではなく檜の板張りになるということでした。

横はまぁしょうがないとして、縦(リビングにはみ出す部分)については、小上がりにしないのであればフローリングと大差ない形になるので、リビングにはみ出すのをやめました。(2P×2.5Pに変更)

③階段2マス目の手すり壁


階段はリビングに隣接しているため、少しでも開放感を出すために、階段の1マス目2マス目は手すり壁にしたいと考えていました。

ですが、構造上少なくとも2マス目は耐力壁が無いと厳しそうとのことでした。

当初案ではファミクロだったところが収納に変わったことで、LDKラインの壁が割と少な目になってしまいました。

(ここら辺は言われてみるとなるほどという感じでした。ただし自分では絶対に気が付けない(;^ω^))

④玄関ホール収納の奥行


玄関ホールには、いわゆるただいま収納的なものを作り、子供のランドセル・カバンや外出用の上着などを収納するイメージでした。

奥行については、2Pをただいま収納とシューズクローゼットで取り合うことととなります。

持参案では、シューズクローゼットを1.25P、ただいま収納を0.75Pとしています。

シューズクローゼットは外壁側のみの収納であれば1.25Pで十分。ただいま収納も0.75Pあれば一応洋服も掛けられるはず…!と考えていました。

(収納の奥行の考え方については、以下の動画を参考にしています。)

ただここで考慮していなかったのが、県民共済住宅の柱の大きさ。

県民共済住宅の柱は4寸(直径12cm)と大きめであり、柱が大きければ当然通路の有効幅も狭くなるわけで…

設計士さんからは、シューズクローゼットの通路幅をとると洋服が掛けられなくなるかもしれない と言われました。

一応、最低限の通路幅を確保したうえで可能な限り収納の奥行を増やす方向でお願いしました。

⑤2階のトイレ(0.75P)


スペース削減で良く活用される2階トイレのサイズ縮小(1P→0.75P)ですが、県民共済住宅ではできないとのことでした。

詳しくは分かりませんでしたが、配管の問題でスペースが必要なのだそうです。

やむを得ないので、子供部屋の収納を1P→0.75Pとすることで解決しました。

 

【その他のアドバイス

①備え付けのスタディスペース、要りますか?


現案では、ダイニングに隣接する形でスタディスペース(造付)を設けていました。

ダイニングテーブルとは別にスタディスペースを設ける利点は、

〇ご飯の時などにいちいち片づける必要がなくなる。

〇テーブルに消しカスが残りがち問題がなくなる。

〇単純に気持ちの切り替えがしやすい

といったことがあります。

一方で、次のような懸念点もあります。

×使わなかった場合、物の一時置き場と化す可能性が非常に高く、ごちゃつく

×窓が腰窓になる。(掃きだし窓にできない)

×造り付なので、レイアウト変更が出来ない。

 

設計士さんからは、特に「造り付」である点でのご懸念を頂戴しました。実際に設計士さんは後から後悔する事例をいくつか見てきたのだそうです。

 

『せやまどり』などをたくさん見てきたため、造り付のスタディスペースを設けるのが当たり前の感覚になっていましたが、必ずしもそうとは限らないよなと思い、ここは保留にしました。

南面からの採光はめいいっぱい取りたいので、掃き出しにするのもありかなぁ。。

あと、我が家の現状からすると、残念ながら物置になる可能性が高そうな気がします(;^ω^)

 

②バルコニー、延ばしませんか?

現案では、2階バルコニーは主寝室の前のみ、必要最小限を意識して付けています。

バルコニーについては、そもそもいるのか論もありますが、我が家はつける予定です。

理由としては

県民共済住宅ではバルコニーは標準であり、無くしたとしても減額にならない。

〇子供がおねしょしたマットレスなどは流石に乾太くんにかけられないため、外干ししたい。(バルコニーなしの場合はOPで布団干しバーをつける必要あり(そもそもできるのか不明ですが…))

〇黄砂やPM2.5は我が家はあまり気にしていない。

〇位置的に1階リビング掃き出し窓の庇を兼ねることが出来る。

といったものです。

なお、コストメリットについては『初期費用は減額とならなくともメンテナンス費用が削減できるのでトータルのコストメリットはある』ということは承知していますが、他の事項も踏まえたうえで、我が家では必要と判断しました。

  標準バルコニー > バルコニーなし+OP布団干しバー+OP庇

みたいな感じです。

 

話が少しそれましたが、そんな理由で必要だけれども大きくある必要はないなと思っていたバルコニーですが、先ほどの③スタディスペース関係が絡むと話が変わってきます。

 

元々ダイニング側の窓は、スタディスペースがあるため腰窓の予定でしたが、スタディスペースがなくなるとなると掃き出し窓になると思われます。

腰窓の場合はそこまで庇は要らないんじゃないかと思っていましたが、掃き出し窓となると必要と思われます。

そのため、③と合わせてこちらも保留にしました。。

バルコニーを延ばすその他のメリットとしては

〇子供部屋のエアコン室外機がバルコニーに置ける。(配管を下まで伸ばす必要がないので、費用が(若干)安くなる、見た目も良くなる)

〇見た目(デザイン)が良くなる

といったものです。

逆にデメリットとしては

〇メンテ費用が余分に掛かる(ただ、ここは部材の費用が追加になるだけなので、そこまで大きな費用追加ではないと認識しています。)

〇主寝室と子供部屋がつながる(子供が思春期になったときに嫌がる恐れあり)

といったものです。

 

 

以上の他は、計画換気量を確保するための換気扇の位置だったり窓の種類を次回細かく決めましょうなどの話はありましたが、間取りに直接影響する部分ではないので割愛します。

 

 

 

 

初回打合せの感想ですが、、

『設計士さんが想像以上に色々と教えてくれてよかった!!』

県民共済住宅の設計士さんは提案力が低いとさんざんネットで見ていましたが、個人的にはそんなことありませんでした!

(単に当たりの設計士さんだったのかもしれませんが、)

 

 

次回打合せは、初回の修正の反映と、現地調査を含めた建物の配置、窓の位置だったりの確認の予定です。

 

ということで今回はここまで!